職人の紹介

日野浦 司

Tsukasa Hinoura

こだわりが生んだ和製刃物

三代目・越後鍛冶「味方屋」を名乗る司氏。
鍛冶の仕事を嫌い、大阪でサラリーマンをしていたが、四年で帰郷した。
以来、三条鍛冶の将来を見据えながら、あるべき道を模索し挑戦してきた。
「どうせやるならとことんやってみよう」と腹を据え、鋼の勉強に取り組み、感に頼っていた見切りも数値に置き換え、研鑽に励んだ。
その業績は、国内外で高い評価を得ることとなったが、本人は「たかだか鍛冶屋ですよ」と謙遜するばかり。
先代からの信用があった上での越後鍛冶。今が大切な時だと自分に言い聞かせて、新作の打刃物に情熱を燃やし続けている。
ここ数年、海外で受けた刺激も大きい。この世界は、知れば知るほど奥が深い。持ち前の負けん気が頭をもたげる。
「越後司」のブランドを確立し、不動のものとするまで挑戦は終わらない。

日野浦 睦

Mutsumi Hinoura

四代目として修行の日々

越後鍛冶「味方屋」で一から修行を始め、今年で十一年目。
自分の名前で作った打刃物を世に問う楽しみを知ったが、鍛冶の道は険しい。
親である三代目の背中は近くて遠い存在なのだという。
今は背伸びをせず、じっくりと自分の仕事に集中することだけを心がけている。

製品の紹介

  • 左:味方屋 下田ハシ付 180
  • 中:味方屋 サヤ鉈 両刃 150
  • 右:味方屋 剣鉈 両刃 165
  • お問い合わせ

    日野浦刃物工房

    〒955-0055
    三条市塚野目1-9-15
    TEL.0256-38-0051
    FAX.0256-47-6052
    HP. http://www.ginzado.ne.jp/~avec/hinoura/