職人の紹介

曽根 忠一郎

Chuuichirou Sone

刃物と向き合い常に挑戦

曲尺で修行し、庖丁に転向した先代の跡を継ぎ、二代目として鍛冶職人の道に進む。現在は「タダフサ」のブランド名で、庖丁を製造している。
「温故知新」のことわざどおり、基本に忠実が信条だが、常にチャレンジ精神を持って刃物と向き合ってきた。
実用性に富んだ刃物作りは、漁業、農業、林業、家庭用まで及ぶが、すべての道具において洗練された美しさがある。
整理整頓された工場内で、管理の行き届いた作業を行う。当り前のことが整然と行われることは、商品に均一化につながる。
今も昔もやっていることに変わりはないが、手仕事が多少機械に置き変わったくらいだという。
二代目が考案した庖丁のパテントはいくつもあるが、完成度の高い商品にするためには、刃物の切れは当り前で、全体の仕上がりを考えたプラスアルファの要素が重要なのだという。

曽根 忠幸

Tadayuk Sone

刃物を通し思いを送る

「タダフサ」の三代目にあたる。東京の大学を卒業し、三年間別の事業所で勤務してから鍛冶の修行を開始。
現場でも息つく暇もないが、今後を考えたとき、社会の刃物の使い方に対する疑問を持つことが多くなったという。
そこで学校教育にも積極的に関わりを持つようになった。子供に刃物の正しい使い方を教えようと、工場見学の受け入れに取り組み、自身のメッセージを送り続けている。

製品の紹介

  • 左:出刃庖丁 210mm
  • 中:青紙鋼割り込み 特性菜切三徳型 165mm 本水牛八角柄
  • 右:梨地洋包丁 ステンレスペティ 125mm
  • お問い合わせ

    株式会社タダフサ

    〒955-0823
    三条市東本成寺27-16
    TEL.0256-32-2184
    FAX.0256-35-4848
    HP. http://www.tadafusa.com/